世田谷区立代田小学校で「生命の安全教育」〜小学生が学ぶSNS・インターネットの安全な使い方

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(Release)2026年10月13日

2026年9月29日、世田谷区立代田小学校で、5年生を対象に「インターネット・SNSの安全な使い方」をテーマとした「生命(いのち)の安全教育」の授業を実施しました。授業は、性の健康やリレーションシップ教育に取り組むNPO法人ピルコンが担当しました。

授業を担当したピルコンの皆様とアドボカシーグループリーダー長島

プラン・インターナショナルは、子どもたちが自分の体や気持ちを大切にし、相手を尊重しながら安心して生活するために必要な知識やスキルを学ぶ「生命(いのち)の安全教育」の充実に向け、学校や自治体との連携を進めています。その一環として、代田小学校を含む世田谷区内3校の小学校に対し、専門性を持つ外部講師による、小学生の発達段階に応じた「生命(いのち)の安全教育」のパイロット授業を提案しました。

 小学生に身近なSNS・インターネットから「相手の気持ち」を考える

今回の授業では、小学生にとって身近なインターネットやSNSをテーマに、安全に利用するためにはどのようなことを意識すればよいのかを考えました。

授業の冒頭では、「友達にメッセージを送って返事がなかったらどう感じる?」「自分の写真を友達に送られたらどう思う?」といった身近な問いが投げかけられました。子どもたちは、自分ならどう感じるかを考えながら、それぞれの意見を示しました。授業では、人によって考え方や感じ方が異なることを大切な前提としています。

同じ出来事でも、「気になる」「あまり気にならない」「嫌だ」「気にならない」など、感じ方は人によってさまざまです。子どもたちの反応からも、SNSやインターネット上のコミュニケーションでは、自分の感覚だけでなく、相手がどう感じるのかを考えることが大切であることが見えてきました。

 SNSで写真を送る前に考える―子どもたちが「こんなとき、どうする?」を話し合う

授業では、個人情報や写真の扱い、知らない人とのやり取り、友達とのコミュニケーションなど、子どもたちがSNSやインターネットを利用する中で直面する可能性のある場面を取り上げました。

特に子どもたちが積極的に参加したのが、「こんなとき、どうする?」を考えるワークです。「友達がふざけて、自分の写真を勝手にグループのチャットに送り、自分はやめてほしいと感じたらどうするか」という場面について、写真を送られた人はどんな気持ちになるのか、送った側にはどのような配慮が必要だったのか、そして、そのやり取りを見た周囲の人には何ができるのかを考えました。

子どもたちからは、「本人に確認した方がいい」「消してほしいと伝える」「ほかの人には送らない」といった意見が出されました。自分が当事者だった場合だけではなく、友達としてその場にいたらどのような行動ができるのかについても考える時間となりました。こうしたやり取りを通じて、SNS上であっても相手の意思を尊重することや、自分が嫌だと思ったときには、その気持ちを伝えてよいことを学びました。

 インターネットの情報を見極め、困ったときは信頼できる大人に相談

授業では、インターネットやSNSの便利さだけでなく、利用する際に知っておきたい特徴についても学びました。インターネット上では、多くの人とつながり、さまざまな情報にアクセスできます。その一方で、一度発信した情報が思わぬところまで広がったり、消すことが難しかったり、情報が正しいかどうかを判断しにくかったりすることがあります。

また、SNSやインターネット上で目にする情報がすべて正しいとは限りません。「もしかしたら間違った情報が混ざっているかもしれない」といった視点を持ち、情報をそのまま信じたり広げたりする前に、一度考えることの大切さについても学びました。

ワークシートでは、インターネットやSNSを楽しく安全に使うための工夫とともに、「困ったときに連絡・相談できる人」を考える時間も設けられました。子どもたちに伝えた大切なメッセージの一つが、「困ったときに一人で抱え込まなくてよい」ということです。保護者や学校の先生など、信頼できる大人に相談することも、SNSやインターネットを安全に使うために必要な力です。

 外部講師と連携した「生命(いのち)の安全教育」の実践

授業の最後には、インターネットやSNSは便利で楽しい一方、さまざまなリスクもあること、安全な使い方を知ることで安心して活用できること、そして困ったときには大人に相談することが早い解決につながることを振り返りました。

今回の授業を通じて、子どもたちは「SNSは危険だから使わない」ということではなく、インターネットやSNSを利用する中で、自分と相手の気持ちを大切にすること、相手の意思を尊重すること、困ったときには身近な大人に助けを求めることについて考えました。

プラン・インターナショナルは、今回のような外部講師によるパイロット授業を通じて、子どもたちが発達段階に応じて、自分と他者を尊重しながら安心して生活するために必要なことを学べる「生命(いのち)の安全教育」の充実に向け、今後も学校や自治体、専門家と連携した取り組みを進めていきます。

#性的同意チェック

いつかくるその日のために。
性的同意についてチェックするための問いを集めました。

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